何故ステップアップしないのか、しなかったのか

昨日書いた通り、抗ミュラー管ホルモンの検査で残りの卵子数が少ないと言う深刻な問題が発覚しました。

本来なら、残りの卵子数が少ないならすぐにでもステップアップするべきですよね。

のんびりと過ごしている場合ではないことは十分にわかってはいるけど、ステップアップと言ってもそう簡単に出来るものではないんですよね。

怖いと言うのがまず1つの理由、そして、費用の問題もあります。

体外受精はたくさん卵を育てて採卵しなければなりません。

それが私には怖いんです。

まず、たくさん卵を育てると言うことは、人工授精3回目の時に行ったような治療をもっとすると思うんです。

排卵誘発剤や自己注射などをして、たくさん卵を育てる、それによって卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になりかねません。

人工授精3回目の時は軽度で済んだけど、体外受精となればきっともっともっと卵を採れるようたくさん育てると思うので軽度どころか重度になってしまうかもしれません。

そんな状態で無理やり採卵し、受精した物を移植する、これってかなり体に負担がかかることだと思うんですよね。

一番の恐怖は採卵です。

採卵は病院によって様々ですが、全身麻酔で行う場合と局所麻酔で行う場合と無麻酔で行う場合があるようです。

これは受診している病院の方針なので、全身麻酔が良いとか無麻酔でとかそういうことは選べません。

全身麻酔だと寝ている間に終わると聞きますが、卵が多い場合は麻酔が途中で切れてしまう場合もあるようです。

局所麻酔は麻酔と言えども全身麻酔ではないので、採卵時の痛みがあるようです。

無麻酔は私の周りではあまり聞いたことがないですが、痛くないと言う情報があります。

ですが、いずれにしても医師の技術の問題です。

痛くないと言われている方法でも人それぞれで痛い場合もあるかもしれません。

また、これも人それぞれですが、採卵後麻酔が切れた後に数日間痛みが続くことがあるようです。

私が受診しているクリニックは、局所麻酔で採卵すると言う話を以前看護師さんからチラッと聞いたことがあります。

全身麻酔だったらまだ耐えられるかなと思いますが、局所麻酔は痛いと言う情報が多いのでやはり怖いです。

こういう痛みの問題と、費用の問題でステップアップ出来ないんです。

初めてのことでどんなことをされるかわからない恐怖があるので、なかなか決心がつきません。

費用も、人工授精で25000円だったのに対し、体外受精は20万円くらいの費用が必要になります。

いくら後から申請して市から補助が出るとしても、全額ではないので、やはり負担は大きくなってしまいます。

そういうことから、ステップアップをためらっています。

赤ちゃんはすごく欲しいですが、簡単に決められることではないと思います。

そして、夫が仕事が忙しくなり思うように受診出来なくなったこと、今までの治療での副作用で辛そうにしている私の姿を見ていて、私が辛そうだからこれ以上辛い思いををさせたくないと夫が言ったから、深刻な問題があるけどステップアップはしませんでした。

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深刻な問題・残りの卵子数

転院して、不妊専門のクリニックで色々な検査を受けました。

その検査の1つに、抗ミュラー管ホルモンと言う検査がありました。

この抗ミュラー管ホルモンと言う検査は、残りの卵子数を調べる検査です。

卵子の老化や卵子の数が減っていくと言うようなことが、近年テレビなどで取り上げられるようになりましたよね。

この卵子の老化や残りの卵子数は非常に重要なんです。

精子と違って、卵子は年齢と共に老化します。

だから、赤ちゃんが欲しければ出来るだけ早く子作りをすることが望ましいです。

卵子の老化だけではありません。

もっと深刻な問題があります。

それは、残りの卵子数です。

私は、検査の結果、私の年齢での通常の卵子数と比べると、残りの卵子が少ないと言うことがわかりました。

通常以下と言う結果が出たんです。

残りの卵子が少ないと、赤ちゃんが欲しければ急がなければなりません。

通常より残りの卵子が少ないわけですから。

卵子は一度にたくさんの量減っていきます。

完全になくなってしまったら、人工授精をしても体外受精をしても卵子がないから妊娠出来ません。

じゃあ、何か治療をして増やせばいいのでは?精子が少ない人のように卵子が増えるような食べ物を食べたりしたら良いのでは?と思われるでしょうが、治療はありません。

生まれた時から卵子の数は決まっているんです。

正しくは胎児の時からもう決まっているようです。

精子のように新しく作られたりはしません。

だから、治療によって増やすことは出来ないんです。

残りの卵子が少ないのは卵子の老化とは違います。

卵子の老化は、老化しても妊娠するための期限は決まっていません。

卵子の質が落ちるだけです。

残りの卵子が少ないと、妊娠出来るまでの期限が決まってくるんです。

のんびりしていられない、早くステップアップするべきだと言うことを知るためにも知っておく必要があると思います。

医師は急がないといけないとは言いませんでしたが、看護師さんは深刻な問題だよ、早くステップアップして体外受精しないと赤ちゃんが欲しくても出来なくなってしまうから、なるべく早く体外受精をした方がいいと私たち夫婦に言いました。

わかってはいるけど、医師がそういうことを言わないのに、看護師さんがせかすような言い方をするのはどうかなと思いました。

焦っても出来るものではないですから。

それがきちんとした治療をしていたとしても。

でも、不妊治療を休むことに決めて日々過ごす上では、このままでは一生わが子を抱くことが出来ないかもしれないと言う悩みを背負ったままなんですよね。

生まれながらの問題だけど、この問題に対しての治療法がないのは、精子が少ない人に対する治療がないのと同じく悔しくてなりません。

そして、時間がないから急がなければならないのに、先に進めないことにもイライラしています。

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不妊専門クリニックはとにかく検査が多い

不妊専門クリニックに転院してまず最初はとにかく検査検査の日々でした。

クリニックを受診するたびに毎回試験管2本分血液を採られました。

夫の方も私ほどではありませんが、受診するたび採血がありました。

総合病院ではプロラクチン値の検査と卵管造影検査しかしませんでしたが、不妊専門のクリニックはとにかく検査項目が多く、金額もバカにならないほどでした。

まずそこのクリニックで行っている検査項目を見せられ、金額も書いてありました。

どの検査をするか選んで下さいと看護師さんは言うけど、これは検査しておいた方が良いなどと言って、結局全部検査をすることになりました。

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梅毒や、抗精子抗体、抗ミュラー管ホルモン、HIVなど血液で色々と細かく検査をされました。

総合病院では、ここまで徹底して検査をしなかったので、お金はかなりかかるけど、でも、これだけきちんと調べる方が治療する上では信用出来るんですよね。

総合病院とのこの検査内容の違いには相当驚きました。

今思うと、総合病院は不妊だけを専門でしているわけではないので、不妊治療に関しては検査や治療なども簡単だったんじゃないかと思います。

ここまで検査だけで違うと約1年総合病院の婦人科に通っていたので、約1年と言う期間を無駄にした気分です。

治療に入る前の段階で、こんなにも総合病院の婦人科と不妊専門のクリニックに差があり、今後に期待が膨らみました。

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