精子の状態は悪いけど、人工授精で十分いけるとの医師の見解で、人工授精をまずは3回やってみようと言う話で決まりました。
まだ転院して間もない2回か3回受診した頃、私が排卵時期を迎えました。
医師の排卵前のエコーチェックで、排卵間近と言われ、まだ全ての検査は終わっていないし、なんの準備もないけど、急遽人工授精を明日してみないか?と言われ、早いにこしたことはないので、私たち夫婦は翌日人工授精を受けることにしました。
人工授精を受けることが決まったので、排卵を促すためにHCG注射を打って帰宅しました。
翌朝受診し、まずは夫が採精し、まずは精液検査が始まります。
この段階で、精子の状態があまりにも悪い場合は人工授精は取りやめと言う話でしたが、特に問題なくそのまま培養士さんによって精子の調整が始まりました。
そして、私が人工授精のための部屋に呼ばれ、着替えて治療室のベッドに仰向けになりました。
そこへ担当の培養士さんが試験管を持ってやってきました。
試験管にごくわずかの濃縮された精子が入っていました。
濃縮した精子を見せ、これを人工授精で使いますと説明がありました。
その後医師による人工授精が始まりました。
最初は初めてのことなので緊張して体に力が入ってしまい、なかなか培養した精子を注入する管が入らず苦労しました。
痛くないと聞いていたけど、管がなかなか入らずちょっと出血もしたので、ちょっと痛かったです。
無事人工授精が終了し、30分そのままの態勢でベッドに仰向けで過ごしました。
夫も治療室に通され、培養士さんから今回の精液検査の結果と調整後の説明がありました。
見ての通り精子の運動率が80%超えとなりました。
良い状態で人工授精が出来たと培養士さんも医師も言っていました。
最後に、またHCG注射を打って帰宅しました。