入院も手術も初めてでしたが、オペ室に入ってオペ室のベッドに移った後もこれから開腹するのに怖くてたまらないと言うことはほとんど感じませんでした。
それだけ、前回も書きましたが尿の管が苦痛だったんです。
そのおかげ?で手術の恐怖から逃れられたのかも。
さて、いよいよ麻酔を打ちます。
私が出産した病院は麻酔は腰椎麻酔と硬膜外麻酔の2種類でした。
体を丸くした状態でまず痛み止めを背中に打たれ、その後麻酔や管を入れられました。
痛み止め含め4回くらい背中に注射された記憶があります。
ちょっと痛いけど、術前に点滴を失敗され打ち直したのでそっちの方が私は痛かったです。
それに、麻酔が効いてくれば尿の管の不快感が消えるかもと思ったので、麻酔はそんなに怖くはありませんでした。
オペ室の看護師さんが終始私の手を握っていてくれてそれにも助けられました。
麻酔に時間がかかり、私って麻酔が効かない体質だったりして?と不安になったりもしましたが、しばらくして足がじわじわと痺れてきて、苦痛だった尿の管の不快感も消えました。
麻酔が効き始めたところで帝王切開開始!
胸辺りに見えないよう壁をされていたので進行状況は全くわからず、横にいた看護師さんにもう切っているのか聞きました。
もう開腹していると聞いて間もなく、向かい合った2人の医師が赤ちゃんの頭が私の胃の辺りにあるので体重をかけて胃の辺りを強く押し始めました。
痛くはないけど、さすがに強く押されている感じはわかり、ちょっと気分が悪くなりました。
しばらく押されて苦しく気分が悪い状態でしたが、それから間もなくフギャーと小さな産声が聞こえました。
我が子の誕生です。
つづく…